整理整頓が重要な理由 - 名古屋市の社会保険労務士事務所【名古屋人事オフィス】

労働生産性の高い会社は、整理整頓に組織で取り組んでいます。なぜ、整理整頓が出来ている会社は、労働生産性が高いのでしょうか。

ある会社の調べによると、労働者が、仕事で必要な文房具や書類など、ものを探している年間の平均時間は、150時間だそうです。

では、ものを探す時間は、企業において、どれぐらいの人件費ロスなのでしょうか。

仮に平均時給1,200円の社員が50人いる場合

1,200円×150時間×50人＝9,000,000円

さらに、社会保険料の会社負担分も含めると

900万円×（9.48%+16.412%）÷2＝1,165,140円

※平成23年10月現在の料率で計算（健康保険料は、愛知県で計算）

合計すると、50人の会社で、年間1000万円もの人件費ロスが発生しています。

要らないものは捨てる。必要なものは、すぐにファイリングをするなど、整理整頓を日頃から心がけることが重要です。
組織として取組むには、就業規則に明記し、会社として本気で整理整頓を行っていくことを示す必要があるでしょう。

➢就業規則　記載例
第○条
会社は、職場の整理整頓について管理・指導し、安全で快適な職場環境を維持するものとする。
2　従業員は、職場の整理整頓に積極的に取り組み、安全で快適な職場環境を維持するよう努めなければならない。

執筆者：社会保険労務士福井研吾

産廃処理業界の人を活かす労務管理のポイント」を2年間連載しました。

雑誌「メンタルヘルスマネジメント」

メンタルヘルスマネジメント（2013年6月号）に、記事が掲載されました。

開業社会保険労務士専門誌SR（第23号）に、記事が掲載されました。