社会保険の加入条件 - 名古屋市の社会保険労務士事務所【名古屋人事オフィス】

「パートやアルバイトの社会保険の加入条件について教えて下さい」「学生も社会保険に加入する必要ってあるのですか」などの問い合わせが増えています。

その理由は、昨年、年金事務所からの「社会保険総合調査」がとても多かったからです。私のクライアントでもそのような調査が入りました。おそらく今後も社会保険調査は強化されると思います。

◆パートの社会保険の加入条件
次に①②のいずれにも該当する場合は、原則、社会保険（健康保険・厚生年金）に加入になります。

①労働日数
1ヶ月の労働日数が、正社員のおおむね3/4以上である場合
②労働時間
1日又は1週間の所定労働時間が、正社員のおおむね3/4以上である場合
※上記は、判断基準の目安であるので、就労形態等から総合的に判断されることになります。

また、仮に社会保険に加入しなくてもよい雇用契約でも、繁忙期には、一時的に労働時間や労働日数が正社員の3/4以上になることがあるかもしれません。3/4以上になったら、即社会保険に加入しなければいけないわけではなく、その3/4以上が一時的であるならば、社会保険に加入する必要はありません。

なお、学生は、雇用保険の加入義務はないのですが、社会保険は、上記の要件に該当したときには、加入になるので注意が必要です。

執筆者：社会保険労務士福井研吾

産廃処理業界の人を活かす労務管理のポイント」を2年間連載しました。

雑誌「メンタルヘルスマネジメント」

メンタルヘルスマネジメント（2013年6月号）に、記事が掲載されました。

開業社会保険労務士専門誌SR（第23号）に、記事が掲載されました。