1分で読める労務管理のポイント

ユニオン(合同労組)への対策②   ( 2012.03.27 )

「ユニオン(合同労組)対策は何をしたらいいのでしょうか」最近このようなご質問をいただくことが多くなってきました。

 

ユニオン(合同労組)から、突然、団体交渉の申し込みがあった場合、中小企業は、まずは何に注意したらいいのでしょうか。

 

一般的には「団体交渉申込書」が郵送かFAXで届きます。団体交渉申込書には、
①日時
②場所
③協議事項
④参加者(参加人数)
などが、記載されています。

 

ユニオン(合同労組)とは、第1回目の団体交渉が何よりも重要になります。なぜなら、第1回目が、その後の団体交渉の慣例になることが多いからです。

 

ユニオン(合同労組)から、指定された日時・場所で行う必要はありません。会社側も突然、団体交渉の申し込みがあったので、その協議事項の事実確認や準備にも時間がかかると思います。十分、準備の時間をとって、第1回目の団体交渉に臨みましょう。

 

また、開催時間は、必ず就業時間後にすることを忘れないでください。なぜなら、一般的に組合員(訴えを起こした従業員)を連れてくるので、就業時間内だとその方の賃金の支払いの問題が発生するためです。

 

場所は、会社内の会議室かユニオン(合同労組)の事務所を指定してくることが多いですが、それは避けるべきです。公共の会議室を借りてください。会社内ですと、他の従業員への悪影響も考えられますし、団体交渉の時間もエンドレスになる危険性があるからです。団体交渉は、2時間を目途とするといいでしょう。

 

参加人数も必ず指定してください。お互い3~4名が妥当な人数だと思います(ただし、会社側から組合に加入した従業員が多い場合は、それよりも人数は多くなります)。
あまり人数が多いと、落ち着いて交渉ができなくなります。

 

まずは、上記のようなことを注意しながら、第1回目の団体交渉の準備を進めていきます。

 

「ユニオン(合同労組)への対策①」については、こちら

執筆者:社会保険労務士 福井研吾

ユニオン(合同労組)への対策①

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