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【ある親子の会話から、組織の本質が見えてくる?】 ( 2016.04.19 )
ある娘の会話
「私、お母さんのこと嫌い。もう、お母さんには何も期待しない。お母さんの子供になんか生まれてきたくなかった」
もしも、娘からこんなこと言われた悲しいですよね。
そんなことを言われたら、きっとお母さんは自分のいたらなさを反省すると思います。。。
でも、もしも、毎日のように言われ続けたら、何年も言われ続けたら、どうなるでしょうか。
きっと、お母さんだって頑張ってる!!って言いたくなりますよね。
完璧なお母さんじゃない。
裕福な生活をさせられているわけじゃない。
いつも娘の気持ちに気づいてあげられるわけじゃない。
でも、お母さんだってあなたのために頑張ってる!!
そう言いたくなりますよね。
では、娘さんの本当の気持ちは何なのでしょうか。
もっと、お母さんと会話がしたかった。お母さんとつながりを感じていたかった。
自分を見てほしかった。認めてほしかった。
きっと、はじめはこのような気持ちだったのではないでしょうか。
でも、それ(本当にほしいもの)を手に入れることができない。悲しさや絶望感、孤独感、あきらめといった感情があるのだと思います。
そして、自分自身でも、いつの間にか本当の気持ちがわからなくなって、ただただ、漠然とした絶望感が、親に対する嫌悪感(あきらめ)になり、親の至らないところを非難や攻撃していってしまうんだと思います(自分の正当性を主張する)。
だから、たとえ、子供から非難されたことを直しても、本当の自分がほしいものが手に入っていないから、別のいたらない点が、目に付いて、堂々巡りをしていくだけなような気がします。
今の組織の問題(経営者と従業員の問題)って、こんな感じじゃないでしょうか。
お母さんを経営者や会社そのもの、娘を従業員と置き換えてみてください。
なにを甘えてと思うかもしれませんが、
これは、年齢はあまり関係ないように思います。
男女もあまり関係ないような気がします。
だから、表面的な問題点に反応し、解決策を模索するのではなくて、その人の本当の気持ち(ニーズ)というものをもっと大切に見ていける目を養っていく必要があると思います。
従業員の本当の気持ち(本人も気づいていない可能性が高い)を汲んで、受容してあげてからでないと、様々な問題点の議論はうまくいかないような気がします。
執筆者:社会保険労務士 福井研吾
業務内容
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良い会社を作ろう! ~現場レポート~
雑誌「INDUST」
産廃処理業界の人を活かす労務管理のポイント」を2年間連載しました。
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メンタルヘルスマネジメント(2013年6月号)に、記事が掲載されました。
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開業社会保険労務士専門誌SR(第23号)に、記事が掲載されました。
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