1分で読める労務管理のポイント

離職率の低い会社が取り組んでいる事例集①   ( 2011.09.22 )

離職率の低い会社は、様々な施策に取り組んでいます。
ここでは、その取組事例を紹介していきたいと思います。
離職率がもっとも高いのは、10代、20代です。つまり、若手社員の離職率を下げることが、その会社の定着率を上げるポイントになります。
一般的に離職率の低い会社は、社員間のコミュニケーションが良く取れている会社です。では、具体的にどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。

➢ボーリング大会など親睦会の実施
離職率の低い会社の特徴は、会社がアットホームです。社長は、社員と家族のように接し、小さい会社では、家族ぐるみでイベント(バーベキュー大会など)をよく行っています。
その中でも、特に多いのが、ボーリング大会です。定着率は上げたいけれど、お金と時間はかけられない会社が多いのではないでしょうか。そうした会社でも、ボーリング大会は、1、2時間でできますし、お金もそれほどかからない。また、チーム対抗戦にして、簡単な景品を出せば、盛り上がります。今まで何も取り組んできたことがない会社が、いきなり、難しい定着率アップの仕組みや制度を構築しようとしてもうまくいくはずがありません。まずは、ボーリング大会や飲み会から始めてみてはどうでしょうか。

 ➢経営理念の唱和や自分の考えを伝える朝礼の実施
これは、当たり前のことですが、元気に挨拶ができている会社は、コミュニケーションがよく取れている会社です。その延長線上にあるのが、朝礼です。多くの会社の朝礼では、連絡事項の確認しかしていないのではないでしょうか。朝礼では、会社が大切にしている想いや考え方を共有する場です。クレドカードの唱和や経営理念を発声する会社もあります。ただ、長く行えばよいというものではなく(毎日1時間以上朝礼をしている会社もあります)、長くても10分以内には終了させるのがよいでしょう。司会を持ち回りにしたり、前日の善い行いをした社員を褒めたり、前日の反省点を述べたりしている会社もあります。

 ➢清掃活動の実施
週に1回、朝10分から15分ぐらいかけて、近隣も含めて清掃活動を行うようになってから、社員との一体感が生まれたとの報告があります。近隣住民からも、感謝され、社員が働くことに対して誇りを持てるようになったのではないでしょうか。ある会社の社長は、この清掃活動の時間を社員とのコミュニケーションの一環と考えています。清掃中の何気ない会話の中に、社員の本音や仕事のアイデアが隠れていると言っています。
また、普段から整理整頓を心がけることで、無駄なものが減り、生産性が上がり、気持ちよく働くことができていると言っています。

「離職率が低い会社が取り組んでいる事例集④」については、こちら

「離職率が低い会社が取り組んでいる事例集③」については、こちら

「離職率が低い会社が取り組んでいる事例集②」については、こちら

 

執筆者:社会保険労務士 福井研吾

正社員と試用期間中の社員との解雇の取扱いの差異

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